秋の気配が感じられる季節になりました。涼しくなってくると、なぜか腰の調子が悪くなる方が増えてきます。「なんだか腰が重い」「朝起きるときに痛い」そんな症状に心当たりはありませんか?
なぜ季節の変わり目に腰痛が起こりやすいの?
1. 気温・気圧の変化による影響
涼しくなると血流が悪くなり、筋肉が硬くなりがちです。また、気圧の変化により関節への負担も増加し、腰痛を引き起こしやすくなります。
2. 活動量の変化
夏の間に運動不足になった体が、急に涼しくなって活動的になろうとすると、筋肉への負担が大きくなります。
3. 寝具や服装の変化
布団を厚くしたり、重い服を着始めることで、就寝時の姿勢や日中の動作に変化が生じ、腰への負担が増えることがあります。
特に注意!衣替えのぎっくり腰に要注意
これからの時期、衣替えでぎっくり腰になる方が急増します。重い衣装ケースを持ち上げたり、高いところの荷物を取ろうとしたときに「グキッ」となってしまうケースが非常に多いのです。
衣替えで注意すべきポイント
重いものを持つときは
- 膝を曲げて腰を落とし、荷物に体を近づけてから持ち上げる
- 一度にたくさん持たず、小分けにして運ぶ
- 「よいしょ」と声を出すことで腹圧を高める
高い場所の作業では
- 安定した踏み台を使用する
- 背伸びや無理な姿勢は避ける
- 重い荷物は一人で無理せず、家族に協力してもらう
長時間の作業には
- こまめに休憩を取る
- 作業前に軽くストレッチをする
- 中腰の姿勢を長時間続けない
日常でできる腰痛予防法
朝のウォーミングアップ
起床時は特に筋肉が硬くなっています。ベッドの上で軽く膝を胸に引き寄せたり、腰をゆっくり回したりしてから起き上がりましょう。
適度な運動
涼しくなったこの時期は、ウォーキングやストレッチを始めるのに最適です。無理のない範囲で体を動かし、筋肉を柔軟に保ちましょう。
温めることの大切さ
お風呂にゆっくり浸かったり、腰周りを温めることで血流を改善し、筋肉の緊張をほぐすことができます。
正しい姿勢を意識
デスクワークが多い方は、椅子の高さを調整し、足をしっかり床につけて座るよう心がけましょう。
こんな症状があったら専門家にご相談を
- 朝起きたときに腰が痛い
- 長時間座っていると腰が重くなる
- 重いものを持った瞬間に激痛が走った
- 痛みが数日続いている
- 足にしびれや痛みがある
季節の変わり目の腰痛は、早めの対策が重要です。痛みが軽いうちに適切なケアを受けることで、症状の悪化を防ぐことができます。
まとめ
涼しくなるこれからの季節、腰痛トラブルを予防するためには:
- 急激な温度変化に注意し、体を冷やさない
- 衣替えなどの作業は正しい姿勢で、無理をしない
- 日頃から適度な運動とストレッチを心がける
- 違和感を感じたら早めに専門家に相談する
体の声に耳を傾けて、快適な秋を過ごしましょう。腰痛でお困りの際は、お気軽に腰楽院オアシスまでご相談ください。操体法とAKA療法を組み合わせた専門的なアプローチで、皆様の健康的な毎日をサポートいたします。
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