寝違えた時にやってはいけない6つのこと|首を痛めない正しい対処法を整体師が解説

ぎっくり腰(急性腰痛症)の原因と症状を解説するイラスト(腰楽院オアシス) 治療

寝違えた時にやってはいけない6つのこと|首を痛めない正しい対処法

朝起きたら、首が回らない…

「寝違え」は誰にでも起こる症状ですが、対処法を間違えると、痛みが長引いたり、悪化したりします。特に首は非常にデリケートな部位なので、慎重な対応が必要です。

今回は、整体師として数多くの寝違え患者さんを診てきた経験から、絶対にやってはいけない6つのことと、正しい対処法を詳しく解説します。

寝違えとは?

寝違えの正式名称は「急性疼痛性頸部拘縮」または「頸部捻挫」です。

寝違えの主な原因

  • 不自然な寝姿勢
  • 枕が合っていない
  • 首の筋肉の疲労蓄積
  • 前日の過度な運動
  • ストレスによる筋肉の緊張

寝違えの症状

  • 首を特定の方向に動かせない
  • 振り向けない
  • 首から肩にかけての痛み
  • 時には腕に痺れが出ることも

【絶対NG】寝違えた時にやってはいけない6つのこと

❌ NG行動1: 無理に首を動かす・ストレッチする

これが最も危険な行動です。

「動かせば治る」と思って、無理に首を回したり伸ばしたりするのは絶対にNGです。

やってはいけないこと

  • 痛みを我慢して首を回す
  • グイグイ伸ばすストレッチ
  • 反動をつけて動かす
  • 「バキバキ」と音を鳴らす

なぜダメなのか

  • 炎症を悪化させる
  • 筋肉や靭帯をさらに傷める
  • 頚椎を痛める危険性
  • 回復が大幅に遅れる

正しい対処法

  • 痛みが出ない範囲でゆっくり動かす
  • 無理に可動域を広げようとしない
  • 自然に治るのを待つ

❌ NG行動2: 強く揉む・叩く

痛い部分を揉みたくなりますが、これは非常に危険です。

やってはいけないこと

  • 強く揉む
  • マッサージ器で叩く
  • 家族に揉んでもらう
  • 自分で押し続ける

なぜダメなのか

  • 実際にマッサージガンで首を当てすぎて頚椎捻挫をした方を数名診ています
  • 首は骨に近い部分が多く、強い刺激は危険
  • 炎症が悪化する
  • 神経を傷める可能性

首への刺激は特に慎重に: 首は脳に繋がる重要な神経や血管が集中している部位です。素人の強い刺激は、予想以上のダメージを与える危険性があります。

❌ NG行動3: 急激に温める(熱いお風呂)

寝違えた直後に熱いお風呂に浸かるのはNGです。

やってはいけないこと(発症直後〜24時間)

  • 熱いお風呂に長時間浸かる
  • 熱いシャワーを首に直接当て続ける
  • カイロを長時間貼る

なぜダメなのか: 炎症が起きている初期段階で温めすぎると、炎症が悪化します。

正しい対処法

  • 発症直後は冷やすか、何もしない
  • 24時間後からは、ぬるめのお風呂で優しく温める
  • 温めて楽になるなら、温める
  • 痛みが増すなら、温めない

温める・冷やすの判断基準

  • 患部に熱感がある → 冷やす
  • 熱感がなく、筋肉が固い感じ → 温める

❌ NG行動4: 首を動かさず完全に固定する

「動かしてはいけない」と思って、首を完全に固定するのも逆効果です。

やってはいけないこと

  • 何日も首を全く動かさない
  • ずっと首にタオルを巻いて固定
  • 寝たきりになる

なぜダメなのか

  • 筋肉が固まる
  • 可動域が狭くなる
  • 回復が遅れる
  • 慢性化しやすい

正しい対処法

  • 痛みが出ない範囲で少しずつ動かす
  • 日常生活は普通に送る(痛みの範囲内で)
  • 急な動きだけ避ける

❌ NG行動5: 痛み止めだけで放置する

痛み止めを飲んで、普段通りの生活をするのは危険です。

なぜダメなのか

  • 痛み止めは症状を隠しているだけ
  • 無理をして悪化させる
  • 慢性化のリスク

正しい使い方:

  • 痛み止めは補助的に使う
  • 服用中も無理をしない
  • 長期間(1週間以上)続く場合は専門家へ

❌ NG行動6: 冷やしすぎる

冷やすのは効果的な場合もありますが、やりすぎは逆効果です。

やってはいけないこと

  • 何時間も冷やし続ける
  • 氷を直接肌に当てる
  • 寝るときもずっと冷やす

なぜダメなのか

  • 血流が悪くなりすぎる
  • 筋肉が固まる
  • 回復が遅れる

正しい冷やし方

  • 15〜20分冷やして、1時間休む
  • タオルで包んで冷やす
  • 熱感がなくなったら冷やすのをやめる

寝違えの正しい対処法

発症直後(朝起きた時)

1. 無理に動かさず、痛みの範囲内で動く

全く動かさないのもダメですが、無理に動かすのもダメ。痛みが出ない範囲でゆっくり動かしましょう。

2. 炎症があるなら冷やす

首に熱感がある場合は、15〜20分冷やします。タオルで包んだアイスパックを使いましょう。

3. 楽な姿勢を保つ

首が楽な角度を見つけて、その姿勢を保ちます。無理に真っ直ぐにしようとしない。

翌日以降

1. 少しずつ可動域を広げる

痛みが落ち着いてきたら、少しずつ首を動かす範囲を広げます。

2. 温めても良い時期

発症から24時間以上経って、熱感がなくなったら、温めてOK。

おすすめの温め方

  • ぬるめのお風呂
  • 蒸しタオル
  • 温めて痛みが増す場合はすぐやめる

3. 軽いストレッチ(痛みがない範囲で)

優しく、ゆっくり動かす程度のストレッチならOK。

こんな症状は要注意!すぐに病院・整体院へ

寝違えだと思っていても、実は別の問題が隠れている場合があります。

🚨 すぐに病院(整形外科・脳神経外科)へ行くべき症状

  • 腕や手に強い痺れがある
  • 握力が明らかに落ちた
  • 頭痛や吐き気を伴う
  • 発熱がある
  • めまいや視界のぼやけ
  • 1週間以上経っても全く改善しない

これらは、頚椎ヘルニアや神経根症状、その他の重篤な問題のサインです。

⚠️ 整体院への相談がおすすめな症状

寝違えと思っていても、実は「首の捻挫(頚椎捻挫)」の可能性があります。

首の捻挫の特徴的な症状:

朝、起き上がりで痛みがある

  • ベッドから起き上がる瞬間に激痛
  • これは頚椎捻挫の典型的なパターン

目の奥が熱い感じがする

  • 首の痛みと同時に、目の奥が熱く感じる
  • これも頚椎捻挫の特徴

自転車のハンドルなど、角度によって痺れが出る

  • 特定の角度や姿勢で痺れが走る
  • ずっと痺れているわけではない

突然痺れが出た

  • ある動作をした瞬間に痺れが走る
  • これも首の捻挫の可能性

頚椎ヘルニアとの見分け方

症状の出方が違います

頚椎ヘルニアの特徴

  • 常に痺れが続く
  • じっとしていても痺れる
  • 日によって症状が変わらない
  • 握力の低下が顕著

首の捻挫の場合

  • 動き出しや特定の角度で痛い・痺れる
  • じっとしていれば痛みが少ない
  • 日によって症状が変わる

もし整形外科で「ヘルニアかも」と言われても、レントゲンやMRIで大きな問題が見られない場合、実は首の捻挫や骨格のズレが原因の可能性があります。

寝違えの回復期間

一般的な回復期間

  • 軽度: 2〜3日
  • 中等度: 1週間程度
  • 重度: 2〜3週間

回復を早めるコツ

  1. 無理をしない
  2. 痛みの範囲内で少しずつ動かす
  3. 適切に温める・冷やす
  4. 十分な睡眠
  5. ストレスを溜めない

寝違えを予防するために

枕の選び方

寝違えの大きな原因は「枕」です。

理想的な枕

  • 高さ: 仰向けで寝たとき、首の角度が自然
  • 硬さ: 柔らかすぎず、硬すぎず
  • 頭が沈み込みすぎない

チェックポイント

  • 朝起きたとき、首や肩が痛くないか
  • 枕が高すぎる → 顎が引けた状態になる
  • 枕が低すぎる → 首が反った状態になる

寝る前のケア

1. スマホを見る姿勢に注意

寝る前にベッドでスマホを見る姿勢が、首に大きな負担をかけています。

NGな姿勢

  • うつ伏せでスマホ
  • 横向きで首を曲げてスマホ
  • 枕なしでスマホ

2. 寝る前の軽いストレッチ

首や肩周りを優しくほぐしておくと、寝違えのリスクが減ります。

3. 寝室の温度

寒すぎると筋肉が緊張します。適温(16〜19度)を保ちましょう。

日常生活での予防

1. デスクワークの姿勢

日中の姿勢の悪さが、夜の寝違えに繋がります。

2. ストレス管理

ストレスは筋肉を緊張させます。リラックスする時間を持ちましょう。

3. 首・肩の筋肉を鍛える

首周りの筋肉を鍛えると、寝違えしにくくなります。

まとめ

寝違えた時に絶対にやってはいけない6つのこと

  1. 無理に首を動かす・ストレッチする → 悪化のリスク
  2. 強く揉む・叩く → 頚椎捻挫の危険(マッサージガンも注意)
  3. 急激に温める → 炎症が悪化
  4. 首を完全に固定 → 回復が遅れる
  5. 痛み止めだけで放置 → 慢性化のリスク
  6. 冷やしすぎる → 血流悪化、筋肉が固まる

正しい対処法

  • 痛みの範囲内で少しずつ動かす
  • 熱感があれば冷やす、なければ温める
  • 無理をしない
  • 長引く場合は専門家へ

こんな症状は要注意(首の捻挫の可能性)

  • 朝、起き上がりで痛みがある
  • 目の奥が熱い感じがする
  • 角度によって痺れが出る
  • 突然痺れが出た

頚椎ヘルニアとの違い

  • ヘルニア: 常に痺れが続く
  • 首の捻挫: 動き出しや特定の角度で痛い・痺れる

寝違えは、正しく対処すれば数日で改善します。ただし、無理をすると痛みが長引いたり、慢性化したりします。不安な症状がある場合は、早めに専門家に相談しましょう。


腰楽院オアシスより

寝違えや首の捻挫でお困りの方、当院では首の痛みや痺れにも対応しています。

特に以下のような症状の方:

  • 朝、起き上がりで首が痛い
  • 目の奥が熱い感じがする
  • 角度によって痺れが出る
  • 整形外科で「ヘルニアかも」と言われたが画像では問題がない

こういった症状は、首の捻挫や骨格のズレが原因で、整体で改善するケースが多くあります。

**首は非常にデリケートな部位です。**自己流のマッサージやストレッチで悪化させる前に、ぜひ一度ご相談ください。根本的な原因を見つけて、再発しない体づくりをサポートします。


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