椎間板ヘルニアの原因と症状|専門的アプローチで痛みとしびれを緩和

椎間板ヘルニアの図

椎間板ヘルニアとは

椎間板ヘルニアは、背骨の骨と骨の間に位置するクッション材である椎間板(ついかんばん)が変性し、その一部が飛び出す状態を指します。この飛び出した組織が近くの神経を圧迫することで、腰部から足にかけての強い痛みやしびれといった症状を引き起こします。

医学的には「腰椎椎間板ヘルニア(Lumbar Disc Herniation)」と呼ばれ、働き盛りの20代〜40代に多く見られる疾患です。


椎間板とは?背骨の構造を理解しよう

背骨(脊椎)の基本構造

私たちの背骨は、**椎骨(ついこつ)**という骨が首から腰まで24個積み重なってできています。

  • 頸椎(けいつい): 首の部分 – 7個
  • 胸椎(きょうつい): 胸の部分 – 12個
  • 腰椎(ようつい): 腰の部分 – 5個

特に腰の部分の腰椎5個は、上半身の重みを支える重要な役割を担っており、負担がかかりやすい部位です。


椎間板の役割

椎間板は、椎骨と椎骨の間に挟まれたクッション材です。

構造

  • 繊維輪(せんいりん): 外側の硬い部分(コラーゲン繊維でできている)
  • 髄核(ずいかく): 内側のゼリー状の柔らかい部分(水分が豊富)

この2層構造により、椎間板は衝撃を吸収し、背骨の柔軟な動きを可能にしています。


椎間板ヘルニアのメカニズム

椎間板ヘルニアは、以下のような過程で発症します。

1. 椎間板への負担の蓄積

  • 長年の不良姿勢、重労働、加齢などで椎間板に負担がかかる
  • 繊維輪に小さな亀裂が生じる

2. 髄核の突出

  • 繊維輪の亀裂から、中の髄核(ゼリー状の物質)が飛び出す
  • これが「ヘルニア(飛び出し)」の状態

3. 神経の圧迫

  • 飛び出した髄核が、背骨の中を通る神経(脊髄や神経根)を圧迫する
  • 神経の炎症・圧迫により、痛みやしびれが発生する

好発部位

  • 腰椎4番と5番の間(L4/L5): 最も多い(約45%)
  • 腰椎5番と仙骨の間(L5/S1): 次に多い(約40%)
  • 腰椎3番と4番の間(L3/L4): やや少ない(約10%)

椎間板ヘルニアの原因 – なぜ起こるのか?

椎間板ヘルニアは、日常生活における様々な要因から生じます。単一の原因ではなく、複数の要因が組み合わさって発症することが多いです。

主な原因

1. 不適切な姿勢と動作

中腰姿勢の長時間維持

  • デスクワーク、運転、農作業、介護など
  • 前かがみの姿勢は椎間板に強い圧力がかかる
  • 継続的なストレスで繊維輪が次第に弱まる

同じ姿勢の長時間維持

  • 長時間座りっぱなし(椎間板への圧力は立位の1.4倍)
  • 長時間立ちっぱなし
  • 姿勢の固定により、椎間板の特定部位に負担が集中

2. 急激な負荷

重い物の持ち上げ

  • 前かがみで重い物を持ち上げる動作は、椎間板に体重の数倍の圧力がかかる
  • 特に、膝を伸ばしたまま腰だけで持ち上げるのは危険

急な体のひねり

  • スポーツ(ゴルフ、テニス、野球など)
  • 荷物を持ちながら体をひねる動作
  • 繊維輪に亀裂が入りやすい

くしゃみ・咳

  • 腹圧が急激に上がり、椎間板に強い圧力がかかる
  • 既に椎間板が弱っている場合、これがきっかけでヘルニアが発症することも

3. 加齢による変化

年齢を重ねるにつれて、椎間板の水分含有量が減少し、弾力性が失われます。

  • 20代: 椎間板の水分量は約88%
  • 60代: 椎間板の水分量は約70%以下

この変性により、椎間板の耐久性が低下し、ヘルニアが発生しやすくなります。ただし、若い人でも発症するため、加齢だけが原因ではありません。


4. 遺伝的要因

家族に椎間板ヘルニアの人がいると、発症リスクが高まることが研究で示されています。椎間板の強度や形状に遺伝的な個人差があると考えられています。


5. 肥満

体重が重いと、腰椎への負担が増し、椎間板への圧力が高まります。


6. 喫煙

喫煙により血流が悪化し、椎間板への栄養供給が減少します。これにより椎間板の変性が早まり、ヘルニアのリスクが高まります。


7. ストレスの影響

精神的ストレスは筋肉の緊張を高め、血行を悪化させることで、椎間板の健全な代謝を妨げ、変性を促進する要因となります。また、ストレスは痛みの感じ方を増幅させることもあります。


こんな人がなりやすい

職業・生活スタイル

  • デスクワーク、ドライバー(長時間座る)
  • 介護職、看護師(前かがみ作業が多い)
  • 建設業、引っ越し業(重労働)
  • スポーツ選手(激しい動き、体のひねり)

体質・生活習慣

  • 運動不足で腹筋・背筋が弱い
  • 肥満気味
  • 喫煙習慣がある
  • ストレスが多い
  • 家族にヘルニアの人がいる

年齢

  • 20代〜40代(働き盛り)が最も多い
  • ただし、10代〜60代まで幅広く発症する

椎間板ヘルニアの典型的な症状 – 「これ、ヘルニアかも?」

椎間板ヘルニアには、他の腰痛疾患と区別できる特徴的な症状パターンがあります。

最も典型的な症状: 下肢への放散痛・しびれ

椎間板ヘルニアの最大の特徴は、腰痛だけでなく、お尻から太もも、ふくらはぎ、足先まで痛みやしびれが広がることです。これを坐骨神経痛と呼びます。

痛み・しびれの範囲

  • お尻(片側が多い)
  • 太ももの裏側または外側
  • ふくらはぎ
  • 足の甲、足の裏
  • 足の指

痛み・しびれの感じ方

  • 「ビリビリ」「ジンジン」する電気が走るような感覚
  • 「焼けるような」「刺すような」鋭い痛み
  • 「重だるい」「突っ張る」感じ
  • 足の裏に「砂利を踏んでいる」ような違和感

腰痛

急性期(発症直後)

  • 激しい腰痛(ぎっくり腰のような痛み)
  • 動けないほどの痛みが出ることもある

慢性期(数週間後)

  • 腰痛は軽くなることが多い
  • むしろ足の痛み・しびれが主体になる

→ これが脊柱管狭窄症との違いです。狭窄症は腰痛が軽いことが多いですが、ヘルニアは初期に腰痛が強く出ます。


姿勢による症状の変化

症状が悪化する姿勢・動作

  • 前かがみ(椎間板が後ろに押し出される)
  • 長時間座る(椎間板への圧力が増す)
  • 咳、くしゃみ(腹圧が上がる)
  • 重い物を持つ
  • 体をひねる

症状が和らぐ姿勢・動作

  • 仰向けで膝を立てて寝る
  • 横向きで膝を曲げて寝る
  • 立っている(座るより椎間板への圧力が低い)

→ これが脊柱管狭窄症との大きな違いです。狭窄症は前かがみで楽になりますが、ヘルニアは前かがみで悪化します。


運動機能の低下

神経の圧迫が強い場合、以下の症状が出ることがあります。

筋力低下

  • つま先立ちができない(ふくらはぎの筋力低下)
  • かかと歩きができない(すねの筋力低下)
  • 足首が動かしにくい

感覚障害

  • 足の特定部位の感覚が鈍い
  • 触られても分からない

反射の低下

  • アキレス腱反射が弱い、または消失

重症のサイン – すぐに病院へ

以下の症状がある場合は、緊急性が高いです。すぐに整形外科を受診してください。

  • 膀胱直腸障害: 排尿・排便のコントロールができない
  • 会陰部(股の間)の感覚がない
  • 両足に症状が出ている
  • 足に全く力が入らない

→ これは**馬尾症候群(ばびしょうこうぐん)**という重篤な状態の可能性があり、48時間以内に緊急手術が必要なケースもあります。


椎間板ヘルニアの「あるある」パターン

こんな症状に当てはまりませんか?

✓ 「腰は少し痛い程度だけど、お尻から足にかけてビリビリしびれる」
✓ 「座っていると足がしびれてくる。立つと少し楽」
✓ 「前かがみになると足の痛みが強くなる」
✓ 「咳やくしゃみをすると、足に電気が走る」
✓ 「足の特定の部分だけ感覚が鈍い」
✓ 「靴下を履こうとすると、足がしびれる」
✓ 「朝起きた時が一番辛く、動いているうちに少し楽になる」
✓ 「つま先立ちやかかと歩きがしにくい」

3つ以上当てはまる方は、椎間板ヘルニアの可能性があります。


症状の進行パターン

【急性期】発症直後〜2週間

典型的な症状

  • 激しい腰痛(ぎっくり腰のような痛み)
  • お尻から足にかけての強い痛み・しびれ
  • 動作が大きく制限される
  • 咳、くしゃみで激痛

この段階での対応

  • 安静にする(ただし、2〜3日程度)
  • 痛み止めの服用
  • 整形外科でMRI検査を受ける

【亜急性期】2週間〜3ヶ月

典型的な症状

  • 腰痛は徐々に軽減
  • 足の痛み・しびれが主体になる
  • 動作制限は残るが、徐々に改善

この段階での対応

  • 少しずつ動き始める
  • 理学療法、整体などのケアを開始
  • 必要に応じて神経ブロック注射

【慢性期】3ヶ月以降

典型的な症状

  • 腰痛はほぼ消失
  • 足のしびれが残ることがある
  • 長時間座ると症状が出やすい

この段階での対応

  • リハビリで筋力・柔軟性を回復
  • 再発防止のための姿勢改善、筋力強化
  • 3〜6ヶ月で自然に治るケースも多い

重要: 椎間板ヘルニアの約80〜90%は、手術をしなくても自然に改善します。飛び出した髄核は、体の免疫機能により徐々に吸収されることが分かっています。


椎間板ヘルニア vs 他の腰痛疾患

椎間板ヘルニア vs 脊柱管狭窄症

項目椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症
好発年齢20〜40代60代以降
原因椎間板の突出脊柱管の狭窄
腰痛初期は強い軽いことが多い
姿勢前かがみで痛い前かがみで楽
歩行歩行可能なことが多い間欠性跛行(歩くと辛い)

椎間板ヘルニア vs ぎっくり腰

項目椎間板ヘルニアぎっくり腰
痛みの範囲腰〜足まで主に腰
しびれ足にしびれが出やすいしびれは少ない
回復期間数週間〜数ヶ月数日〜数週間
原因椎間板の突出筋肉・関節の損傷

病院での診断・検査

椎間板ヘルニアの診断には、整形外科での検査が必要です。

問診・身体診察

問診

  • いつから、どんな動作で痛くなったか
  • 痛み・しびれの範囲
  • 姿勢による症状の変化
  • 排尿・排便に問題はないか

身体診察

  • 下肢挙上テスト(SLRテスト): 仰向けで足を上げ、痛みが出るか確認
  • 筋力テスト: つま先立ち、かかと歩きができるか
  • 感覚テスト: 足の感覚が鈍くないか
  • 反射テスト: アキレス腱反射が正常か

画像検査

MRI検査(最も重要)

  • 椎間板の突出度合いを詳しく確認
  • 神経の圧迫状態を可視化
  • ヘルニアの診断に最も有効

レントゲン検査

  • 骨の変形、椎間板の高さを確認
  • ヘルニアそのものは写らないが、骨の状態を把握

CT検査

  • MRIが撮れない方(ペースメーカー使用など)に有効
  • 骨の状態を詳しく確認

診断の流れ

  1. 問診・身体診察で「椎間板ヘルニアの疑い」
  2. MRI検査で「椎間板の突出」を確認
  3. 症状と画像所見が一致すれば「椎間板ヘルニア」と診断

重要: MRIでヘルニアが写っても、症状がなければ治療の必要はありません。健康な人の20〜30%は、無症状でもMRIでヘルニアが見つかると言われています。


治療法 – 保存療法と手術、どちらを選ぶ?

椎間板ヘルニアの治療は、**保存療法(手術しない治療)**から始めるのが基本です。約80〜90%の患者さんは、保存療法で改善します。

保存療法(手術しない治療)

1. 薬物療法

  • 痛み止め(NSAIDs): 炎症と痛みを抑える
  • 神経障害性疼痛治療薬(プレガバリンなど): 神経の痛みを和らげる
  • 筋弛緩薬: 筋肉の緊張をほぐす
  • ステロイド薬: 炎症を強力に抑える(短期間のみ)

メリット: 手軽に始められる、即効性がある
デメリット: 症状を和らげるだけで根本治療ではない、副作用のリスク


2. 神経ブロック注射

神経の周りに麻酔薬や炎症を抑える薬を注射し、痛みを和らげます。

  • 硬膜外ブロック: 脊柱管の外側に注射
  • 神経根ブロック: 圧迫されている神経に直接注射

メリット: 即効性がある、薬より強い効果
デメリット: 効果は一時的、繰り返し打つ必要がある


3. 理学療法・リハビリ

  • ストレッチ: 腰・股関節の柔軟性を高める
  • 筋力トレーニング: 腹筋・背筋を鍛え、背骨を支える力をつける
  • 牽引療法: 椎間板への圧力を減らす(効果は限定的)
  • 温熱療法: 血流を改善し、筋肉をほぐす

メリット: 副作用がない、根本的な体力・筋力の改善につながる
デメリット: 効果が出るまでに時間がかかる、継続が必要


4. 整体・マッサージ・鍼灸

骨格のバランスを整え、筋肉の緊張を和らげることで、症状を軽減します。

メリット: 薬を使わない、リラックス効果もある
デメリット: 保険適用外が多い、重症例では効果が限定的


保存療法が向いている人

  • 軽症〜中等度で、まだ歩行可能
  • 手術のリスクを避けたい
  • 排尿・排便障害がない
  • 時間をかけて改善を目指したい

保存療法の期間 通常、3〜6ヶ月間は保存療法を試します。この期間で改善しない場合、手術を検討します。


手術療法

保存療法で改善しない場合や、重症の場合に行います。

主な手術方法

1. ラブ法(後方椎間板切除術)

  • 背中側から切開し、飛び出した髄核を切除
  • 最も一般的な手術
  • 入院期間: 1〜2週間

2. 内視鏡下椎間板切除術(MED)

  • 小さな切開で内視鏡を使い、髄核を切除
  • 傷が小さく、回復が早い
  • 入院期間: 数日〜1週間

3. 経皮的椎間板切除術(PED)

  • さらに小さな切開で行う
  • 日帰り〜1泊2日で可能

手術のメリット

  • 神経の圧迫を直接取り除ける
  • 重症例でも症状改善が期待できる
  • しびれや痛みが劇的に軽減するケースも多い

手術のデメリット・リスク

  • 手術のリスク(感染、出血、神経損傷、麻酔の副作用)
  • 入院・リハビリ期間が必要
  • 手術しても症状が残る・再発するケースもある(約5〜15%)
  • 別の椎間でヘルニアが再発する可能性

手術が必要なケース

  • 排尿・排便障害がある(緊急性が高い)
  • 保存療法を3〜6ヶ月続けても改善しない
  • 足の筋力が著しく低下している
  • 日常生活に深刻な支障がある

いつ病院・整体院に行くべきか?

すぐに整形外科へ(緊急性が高い)

  • 排尿・排便のコントロールができない
  • 足に全く力が入らない
  • 安静にしていても激痛がある
  • 両足に症状が出ている
  • 会陰部の感覚がない

48時間以内に緊急手術が必要なケースもあります。


なるべく早く整形外科へ

  • お尻から足にかけて強い痛み・しびれがある
  • 前かがみで症状が悪化する
  • 咳、くしゃみで足に電気が走る
  • つま先立ちやかかと歩きがしにくい
  • 1週間以上痛みが続く

MRI検査でヘルニアの有無を確認しましょう。


整形外科での診断後、整体院との併用がおすすめ

  • MRI検査で「軽度〜中等度のヘルニア」と診断された
  • 痛み止めを飲んでいるが根本的に治したい
  • 手術を勧められたが、できれば避けたい
  • 病院のリハビリだけでは物足りない

保存療法(整体・運動療法)で改善が期待できます。


整体院でできるケア – 腰楽院オアシスのアプローチ

腰楽院オアシスでは、椎間板ヘルニアに対して段階的かつ優しいアプローチを行っています。

当院の施術方針

操体法に基づいた優しい施術

椎間板ヘルニアの痛みが強い時期は、強く揉んだり押したりすると、かえって悪化する可能性があります。当院では、痛みのない方向に動かしながら、身体のバランスを整える「操体法」を用いています。

「痛い部分を無理に触らない」「身体が気持ち良いと感じる方向に動かす」ことで、自然に筋肉の緊張がほぐれ、神経への圧迫が和らぎます。


当院の特徴

1. 専門知識を持った施術者による対応

椎間板ヘルニアの治療に特化した知識と豊富な経験を持つ施術者が、お一人おひとりの状態を詳細に評価し、最適な施術プランを立案します。

2. 分かりやすい説明とコミュニケーション

症状のメカニズムや施術内容について丁寧に説明し、患者様の不安や疑問に真摯にお答えします。治療過程における疑問点は遠慮なくご相談ください。

3. 包括的なサポート体制

症状の緩和だけでなく、日常生活への円滑な復帰と再発予防まで、トータルでサポートいたします。生活習慣の改善点や自宅でできるケア方法もアドバイスします。


段階別のケア

急性期(発症直後〜2週間)

  • 痛みの強い部位への負担を軽減する施術
  • 楽な姿勢のアドバイス
  • 日常生活での注意点の指導

この時期は無理に動かさず、「どう過ごすか」のアドバイスが中心です。


亜急性期(2週間〜3ヶ月)

  • 筋肉のバランスを整える調整
  • 骨盤・背骨の歪みを優しく整える
  • 痛みの再燃を防ぐ動作指導
  • 徐々に動きを取り戻すためのガイダンス

この時期から施術を受けることで、回復が早まります。


回復期(3ヶ月以降)

  • 全身のバランスを整え、再発しにくい体づくり
  • 腰周りの筋肉を強化するセルフケア方法
  • 日常生活での腰への負担を減らす姿勢や動作のコツ
  • 体の冷えや疲労を溜めない生活習慣のアドバイス

症状改善のプロセス

椎間板ヘルニアの症状、特に長期間続いているしびれなどは、改善に時間を要することがあります。しかし、継続的な施術とセルフケアの組み合わせにより、多くの患者様が症状の軽減を実感されています。

重要: ヘルニアの構造自体を修復することは外科的処置の範囲となりますが、当院では神経への圧迫を軽減し、痛みやしびれの改善に焦点を当てた施術を行います。


整体院 vs 病院 – どちらに行くべき?

こんな時は病院へ

  • 足にしびれ、力が入らない
  • 排尿・排便障害がある
  • 痛みが1週間以上続く
  • MRI検査を受けていない

こんな時は整体院でもOK

  • MRI検査で「軽度〜中等度のヘルニア」と診断された
  • 痛み止めだけでなく、根本的なケアを受けたい
  • 手術を避けたい
  • 病院のリハビリだけでは物足りない

ベストな選択: 病院で診断を受け、必要に応じて整体院でケアを受ける(併用)


日常生活でできるセルフケア・予防法

椎間板ヘルニアの予防と再発防止には、日常生活での工夫が重要です。

避けるべき動作・姿勢

前かがみ姿勢の長時間維持 → 椎間板に最も負担がかかる
長時間座りっぱなし → 椎間板への圧力は立位の1.4倍
膝を伸ばしたまま重い物を持つ → 椎間板に体重の数倍の圧力
急な体のひねり → 繊維輪に亀裂が入りやすい
柔らかすぎるソファ・ベッド → 腰が沈んで負担増
喫煙 → 椎間板への血流が悪化


おすすめの動作・姿勢

正しい座り方 → 背もたれを使い、腰にクッションを入れる
1時間に1回は立ち上がる → 椎間板への圧力を分散
膝を曲げてしゃがんでから持ち上げる → 腰ではなく脚の力を使う
硬めのマットレス → 腰が沈まず、負担が少ない
横向き・膝を曲げて寝る → 椎間板への圧力が最も低い
適正体重を維持 → 腰への負担を減らす


自宅でできる簡単ストレッチ・運動

1. 膝抱えストレッチ(腰を伸ばす)

  • 仰向けで両膝を抱え、腰を丸める
  • 10〜20秒キープ
  • 腰の筋肉をほぐし、椎間板への圧力を減らす

2. 四つん這いで背中を丸める(猫のポーズ)

  • 四つん這いになり、背中を丸める
  • 10秒キープして戻す
  • 背骨の柔軟性を保つ

3. ブリッジ(お尻上げ)

  • 仰向けで膝を立て、お尻を持ち上げる
  • 5秒キープして下ろす(10回)
  • 腰を支える筋肉を強化

4. プランク(体幹トレーニング)

  • うつ伏せで肘をつき、体を一直線に保つ
  • 10〜30秒キープ
  • 腹筋・背筋を鍛え、腰への負担を減らす

5. ウォーキング

  • 1日20〜30分、無理のない範囲で
  • 全身の血流を改善し、椎間板への栄養供給を促進

注意: 痛みが強い時期は無理をせず、安静にしてください。ストレッチは痛みが落ち着いてから(2週間後以降)始めましょう。


日常生活の工夫

デスクワーク

  • 椅子の高さを調整し、足が床につくようにする
  • モニターは目線の高さに
  • 1時間に1回は立ち上がって歩く

重い物の持ち方

  1. 荷物に近づく
  2. 膝を曲げてしゃがむ
  3. 荷物を体に近づける
  4. 膝を伸ばしながら持ち上げる(腰ではなく、脚の力を使う)

車の運転

  • 座席を前に調整し、背もたれを立てる
  • 腰にクッションを入れる
  • 長距離運転は1時間ごとに休憩

寝具の工夫

  • 硬めのマットレス(または敷布団)
  • 横向きで膝を曲げて寝る(抱き枕を使うと楽)
  • 仰向けの場合は膝の下にクッションを入れる

禁煙 喫煙は椎間板の血流を悪化させ、変性を早めます。禁煙することで、椎間板の健康が保たれます。


放置した場合のリスク

椎間板ヘルニアを「そのうち治るだろう」と放置すると、以下のリスクがあります。

慢性化のリスク

適切なケアをしないと、痛みやしびれが慢性化し、数ヶ月〜数年単位で続くことがあります。

筋力低下・筋萎縮

神経の圧迫が長期間続くと、足の筋力が低下し、筋肉が痩せる(筋萎縮)ことがあります。一度筋萎縮が起きると、回復に時間がかかります。

感覚障害の永続化

長期間神経が圧迫されると、足の感覚が鈍いまま回復しないことがあります。

馬尾症候群への進行

稀ですが、ヘルニアが巨大化し、馬尾神経(脊髄の末端部分)を圧迫すると、排尿・排便障害が起こることがあります。これは緊急手術が必要な状態です。

生活の質(QOL)の低下

痛みやしびれが続くと、仕事や趣味、家事などに支障をきたし、精神的にも落ち込みやすくなります。

早めの対応が、将来の生活の質を守ります。


よくある質問(FAQ)

Q1. 椎間板ヘルニアは完治しますか?

A. 飛び出した髄核は、体の免疫機能により3〜6ヶ月で徐々に吸収されることが分かっています。約80〜90%の患者さんは、手術をしなくても自然に改善します。

ただし、「完全に元の状態に戻る」わけではなく、椎間板の変性は残ります。再発を防ぐには、姿勢改善・筋力強化・生活習慣の見直しが重要です。


Q2. 手術は必ず必要ですか?

A. いいえ、約80〜90%の患者さんは手術をしなくても改善します。 手術が必要なのは、以下のケースです。

  • 排尿・排便障害がある(緊急性が高い)
  • 保存療法を3〜6ヶ月続けても改善しない
  • 足の筋力が著しく低下している
  • 日常生活に深刻な支障がある

それ以外の場合は、まず保存療法(薬、注射、理学療法、整体など)を試します。


Q3. しびれは治りますか?

A. 痛みは比較的早く(数週間〜数ヶ月で)改善しますが、しびれは時間がかかることが多いです。数ヶ月〜1年以上かかることもあります。

ただし、多くの場合、しびれも徐々に軽減します。適切なケア(薬、リハビリ、整体など)を継続することが大切です。


Q4. 仕事はいつから復帰できますか?

A. 症状の程度によりますが、目安は以下の通りです。

  • デスクワーク: 1〜2週間後(痛みが落ち着いてから)
  • 立ち仕事: 2〜4週間後
  • 重労働: 1〜3ヶ月後

無理をすると悪化するため、医師や施術者と相談しながら復帰しましょう。


Q5. スポーツはいつから再開できますか?

A. 痛みが完全に消え、筋力が回復してから(3〜6ヶ月後)が目安です。

  • 軽い運動(ウォーキング、水泳): 1〜2ヶ月後
  • 中程度の運動(ジョギング、サイクリング): 3〜4ヶ月後
  • 激しい運動(テニス、ゴルフ、野球など): 6ヶ月後

再開前に、医師や施術者に相談しましょう。


Q6. 再発しやすいですか?

A. 適切なケアをしないと、再発しやすくなります。 再発率は約5〜15%と言われています。再発を防ぐには、以下が重要です。

  • 正しい姿勢の維持
  • 腹筋・背筋の強化
  • 体重管理
  • 禁煙
  • ストレス管理

Q7. MRIでヘルニアが写っていますが、症状がありません。治療は必要ですか?

A. 症状がなければ、治療の必要はありません。 健康な人の20〜30%は、無症状でもMRIでヘルニアが見つかると言われています。

定期的に様子を見て、症状が出たら治療を開始しましょう。


Q8. 冷やす?温める?

A. 急性期(発症直後〜48時間)は冷やすその後は温めるのが基本です。

  • 冷やす: 炎症を抑える効果
  • 温める: 血流を促進し、筋肉をほぐす効果

ただし、痛みが強い時は無理に温めず、医師や施術者に相談しましょう。


Q9. 整体院と整形外科、どちらに行くべき?

A. まず整形外科でMRI検査を受け、診断を受けることをおすすめします。 その後、保存療法として整体院でケアを受けるのが理想的です。

緊急性が高い場合(排尿・排便障害、足に力が入らない)は、すぐに整形外科へ。


Q10. 予防のために何をすればいい?

A. 姿勢改善、適度な運動、ストレッチ、体重管理、禁煙が基本です。特に、腹筋・背筋を鍛えることが、再発予防に最も効果的です。


患者様の声

30代・男性(会社員)
「デスクワークで長時間座っていたら、ある日突然お尻から足にかけてビリビリとしびれが走りました。MRI検査で椎間板ヘルニアと診断され、腰楽院オアシスに通い始めました。3ヶ月で痛みがほぼ消え、今では仕事にも支障がありません。姿勢の改善方法も教えてもらい、再発していません」

40代・女性(看護師)
「重い患者さんを抱えた瞬間、腰に激痛が走り、足がしびれて歩けなくなりました。病院で『手術も検討』と言われましたが、まずは保存療法を試したいと思い、こちらに相談しました。半年かかりましたが、手術をせずに症状が改善しました。優しい施術で、安心して通えました」

50代・男性(建設業)
「若い頃から腰痛持ちでしたが、ある日突然足にしびれが出て、椎間板ヘルニアと診断されました。痛み止めを飲んでも効かず困っていたところ、腰楽院オアシスを紹介されました。施術を受けながら、日常生活での体の使い方を教えてもらい、徐々に症状が改善しました。今では仕事にも復帰しています」


最後に – 早めのケアが回復のカギ

椎間板ヘルニアは、適切なケアを行うことで、多くの場合、手術をせずに改善できる疾患です。

重要なのは、以下の3つです。

  1. 早めに整形外科でMRI検査を受け、正確な診断を得る
  2. 保存療法(薬、注射、理学療法、整体など)を3〜6ヶ月継続する
  3. 再発防止のために、姿勢・筋力・生活習慣を改善する

腰楽院オアシスでは、お一人おひとりの状態に合わせた丁寧な施術で、痛みやしびれの緩和と日常生活への早期復帰をサポートいたします。

椎間板ヘルニアによる痛みやしびれでお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。一人ひとりの状態に合わせた適切な施術で、快適な日常生活の回復をサポートいたします。

※個々の症状や体質により、効果や必要な施術期間には個人差があります。詳しくはカウンセリング時にご説明いたします。


予約について

腰楽院オアシスは 予約優先制 です。

💡 予約優先ですが、当日直接のご来院もOK!
空きがあればすぐにご案内できます♪


お気軽にお問い合わせください

椎間板ヘルニアの症状や治療法について、不安や疑問がある方は、まずお電話またはLINEでご相談ください。あなたの状況を伺い、最適なアドバイスをお伝えします。

腰楽院オアシスは、あなたの痛みやしびれに寄り添い、一日でも早い回復をサポートします。